正しい筋肉を使って歌う 筋肉の記憶と脱力について

 
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こんにちは。ソプラノ歌手みやこです。
今日は歌う時の筋肉について考えてみたいと思います。

体を動かすには筋肉が必要ですよね。
我々はすべての動きを筋肉によって行っていると言えます。

普段の何気ない動き、いつも行っている動きは、
筋肉がしっかり動きを記憶してくれているので、
何も考えずに、不自由なく行うことが出来ます。

たとえば「食べる」時、指や手や腕の筋肉を巧妙に使ってお箸を持ち、
動かして物をつかみ、
口に運ぶや否や今度は口の筋肉がうまい事食べ物を砕いて、
舌の筋肉を使って喉に運び入れる。
これらはすべて、筋肉が「記憶」して行っていることです。

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筋肉の記憶

いきなり、全然音楽と関係ない事から入りましたが、
今、発声における筋肉の動きを研究しています。
なぜなら上記した、「筋肉の記憶」が正しくないと、良い声は出ないからです。
余計な「力み」は、リサイタルにおいて体力の消耗を招くことはもちろん、
喉の機能そのものにも支障をきたしかねません。
歌手は、本当に必要な部分の筋肉を有効に使わなければならないのです。

と、簡単に書いてみましたが、
歌手だって歌だけ歌っていれば良いわけではないので、
実際の所はとても難しいですよね。
みやこの場合は、ちょっとした緊張などで、歯を食いしばったり、胃に力をいれる癖があります。

「筋肉の記憶」を直すには、3~4週間かかると言われます。
つまり、みやこが歯を食いしばる癖をやめようと思ったら、
常に意識してあごの力を抜き続けて一ヶ月過ごさなければならないということ。

ただ、「筋肉の記憶」の怖い所は、「無意識」であると言う点です。
自分で力が入っている事に気付かないのです。
更に、2,3箇所同時に意識するのは不可能に近いと言う難点もあります。
みやこの場合だったら、あごの力を抜くのに一ヶ月、
胃の力を抜くのに更に一ヶ月かかるというところでしょうか。。

まだしばらく、筋肉の研究と訓練は続きそう。

音楽家にとって身体の仕組みや使い方を知ることはとても大切です。

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腹筋の正しい使い方

声楽における正しい腹筋の使い方については、他の記事で書いています。
上記で余分な力を意識して抜くことができたら、
今度は正しい筋肉の力の入れ方を体に覚えさせていきましょう。

腹式呼吸のまとめ ベルカント唱法の呼吸法

腹式呼吸 その2 スタッカート 短い呼吸 腹筋の細かい動き

目から鱗!?腹式呼吸3 腹筋の使い分けで声のバラエティーを増やす方法

最後までお読みいただき、ありがとうございました!