腹式呼吸 その2 スタッカート 短い呼吸 腹筋の細かい動き

 
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こんにちは。ソプラノ歌手みやこです。

今日は腹式呼吸
腹式呼吸について 効果、メリットデメリット、仕組みを知って正しいやり方をマスターしよう!

の続きです。まだの方は先にそちらを読んでくださるとよりわかりやすいと思います。

声楽家、管楽器奏者などはもちろん、声を使うお仕事をされる方には必須。
そしてそれ以外の方でも、
腹式呼吸は心身の健康維持に大変な効果があります。

ちょっと訓練、日々の練習が必要なので、一緒にやってみましょう!

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腹式呼吸基本の復習

腹式呼吸の復習です!

ⅰ 両足を肩幅に広げて立ちます。
ⅱ 体を二つ折りにするように、上半身を前かがみに倒します。
ⅲ 腰の低い位置に両手を当てます。ウエストラインとお尻の間くらいの位置です。
ⅳ 鼻でゆっくり息を吸います。
ⅴ 手を当てた位置が膨らみますか?
ⅵ 膨らんだのを確認して、息を止め、手を当てたまま起き上がり、
ⅶ 無音で「シー」または「スー」で息を吐きます。
ⅸ しっかしお腹が凹んで息が完全になくなるまで吐ききります。

上記を何度か繰り返し、しっかり背中が動くことが確認できたら、
今度は立ったまま、背中の低い位置に手を当てて同じところを膨らませるように鼻で息を吸い
「シー」「スー」で吐きます。

正しく出来ると、かなりお腹と背中の筋肉を使えている感じがあると思います。
慣れてくると相当長く息を吐いていられる様になります。
1分以上吐き続けられる人もいます!

腹式呼吸でスタッカート

さて次は、スタッカート、つまり短く切って吐きます。
今度は腹筋。
お腹のところにある腹直筋を触ってみましょう。

先ほどのように背中を意識して息を吸うと、お腹が少し膨らみます。
そして今度は吐いてみると、お腹がだんだん凹むと思います。

吸ってー

吐いてー

を何度か繰り返してください。

今度は吸ってー

「フッ!」と一気に吐きます。

今度は短く速く!ろうそくの火を消すつもりで。
その時に、お腹がギュッ!と凹みます。

何度かやってみましょう。

吸ってー

「フッ!」

さてそれでは、

「フッ!フッ!フッ!・・・」
と続けてみましょう。

さらに慣れてきたら、「シッ!シッ!シッ!」
でやってみると、息にさらに圧力がかかって良い練習になります。

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スタッカートの腹式呼吸が出来ない理由

いかがですか?

難しいと思われた方は以下をチェックしてみてください。

①息を吸った時にお腹が動かない。膨らまない。
②息を短く吐けない。
③息を吐いた時にお腹が凹まない。
④苦しい。

①息を吸った時にお腹が動かない。膨らまない。

長い呼吸の時と同様に背中を意識して息を吸うと、
背中は動きますが、お腹はあまり動かないので、
全く膨らまなくてもあまり気にしなくても大丈夫です。

が、もしかしたら、背中を意識して吸った時に、
お腹に力が入ってしまっていませんか?
もし息を吸った時にお腹がカチコチになってしまう様なら、
お腹はリラックスしたまま息が吸えるように
意識して練習してみてください。

②息を短く吐けない

これも最初は少し難しいかもしれません。
1番わかりやすいのは、ろうそくの火を消すのを想像することです。
目の前に人差し指を立てて、そこにろうそくがあると思って、
そしてその火を消してみてください。

もし最近ろうそくの火なんて消した覚えはもう何年もない!
という方は、ぜひ実際にろうそくを準備して、
火を灯して消してみてください。

実際やってみると、
どんなにか短く早い呼吸が必要かを体感できると思います。
一回でスッと消える様になるまで練習してコツを掴んでくださいね。

ろうそくって良いですよー♪ 揺らぐ火を見ているだけで癒されます。
実際、精神を安定させる良い効果があるみたいですよね💕

③息を吐いた時にお腹が凹まない

これも①の時と同じで、お腹に力が入っているせいかもしれません。
もしお腹が緩んでいて、それでも全然動かないよという方は、
吐く息の量が少ない可能性があります。
②で実際にろうそくを灯して消してみてください。
お腹がどうなるか触りながらろうそくが消せると良いですね。

④苦しい

「フッ!フッ!フッ!」と続けてすると苦しい、という方。
息を吐く方に集中して、吸うことは忘れてみましょう。
正しく吐くと、自然に吸えます。
慣れないうちは、長く吐くのもスタッカートも
くらくらしたりするかもしれないです。
無理なさらず、思い出した時に少しずつ練習して、
体を慣らしていってください。

まとめ

いかがでしたか?
長く吐くのとはまた違った筋肉を使うので、
こちらも毎日ちょっとづつ練習して必要な筋肉を鍛えましょう。
中には
「目の前が暗くなって星が。。。」
なんて方もいるので、決して無理はしないでくださいね!
くらくらするという方は、座って練習してみましょう。

スタッカートができる様になると、声楽を勉強されている方は、
格段にテクニックがつきます。
難しいと思っていた早いパッセージなどが
楽々歌える様になってゆきますので、
ぜひ根気よく続けてみてください!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。