腹式呼吸のまとめ ベルカント唱法の呼吸法

 
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こんにちは、ソプラノ歌手みやこです。

3回にわたって腹式呼吸のあり方について書いてきました。
ベルカント唱法の呼吸法に通じる腹式呼吸法を、網羅したつもりです。

まだの方はこちら

腹式呼吸について 効果、メリットデメリット、仕組みを知って正しいやり方をマスターしよう!

腹式呼吸 その2 スタッカート 短い呼吸 腹筋の細かい動き

目から鱗!?腹式呼吸3 腹筋の使い分けで声のバラエティーを増やす方法

 

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歌唱法による呼吸法の違い

私はある程度歌える様になり、
それまで習っていたドイツ唱法を教えてくださる先生から、
ベルカントを教えてくださる先生に変えました。

それでも呼吸法を習っている間は、一切声を出してはいけないと言われ、
レッスンで声を使うまでに1ヶ月かかりました。

パヴァロッティが好きで、
あんなふうに楽しそうに自由に歌ってみたいと思って
イタリアの先生についた私 (^◇^;)
1ヶ月歌えなくなっちゃった時は、
別にそこまでして先生を変える意味なんてなかったんじゃないかと
悩みました。

でも身体の小さい日本人にとっては、
ベルカント唱法は実に理にかなっていて、
理想的な発声法だと思っています。

その根幹となるのが呼吸です。

ドイツ唱法では、息を吸って、腹部にグッと力を入れて、
腹式呼吸で膨らんだお腹の膨らみを保ったまま息を吐きます。
とてつもない力が必要ですが、深みと厚みのある声が出ます。

対してベルカントでは、呼吸は同じ腹式呼吸でも、腹部の力を使いません。
その分自由度が増し、多彩な表現が可能になります。

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ベルカント唱法のメリット

もちろんどちらも素晴らしい歌唱法で、
私はドイツリートもイタリアオペラも歌うので、
どちらも学べたことは非常に幸運だったと思っています。

でもやはり、先ほども書きましたが、
身体の小さい方には、明らかにベルカント唱法の方が向いていると思います。

無理なく効率的に筋肉を使い、音域やフレーズ、曲のテンポによって
その筋肉を使い分けることができるからです。

どちらにせよ、唱法をマスターするために、
辛抱強く訓練することは必須です。

でも、発声法をマスターすることは、自転車を乗りこなすことと一緒🚴
一度使える様になってしまえば、生涯使うことが出来ます。
ぜひ頑張って訓練してみてください!

今度は呼吸を声につなげる方法を書きますね。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。