歌う時の姿勢、立ち方 アレクサンダー・テクニークに学んだソプラノ歌手がポイントをまとめました。

 
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こんにちは。ソプラノ歌手みやこです。

歌を歌う時、楽器を弾く時、自分の姿勢が正しいのかどうかわからない。
本番になると力んでしまっていつも通りに体、指が動いてくれない。

そんな悩みをお持ちの方も多いのでは?

今日は過去にロンドン滞在歴12年のソプラノ歌手が、
ロンドンの音大の授業で習ったアレクサンダー・テクニークから学んだ、
歌うとき、演奏するときの姿勢について解説します🎶

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アレクサンダーテクニークとは

オーストラリアでシェイクスピア俳優をしていたF.M.アレクサンダーが、
自身の抱えた声の問題の原因を突き止めるために自分の姿勢を観察し、
気づきを得て提唱したテクニーク。

頭、首、背骨の位置を正すことで、
体の全ての動きがスムーズに行われると説き、
後天的についた習慣や癖が自分の体の歪みをもたらし、
それを正すことが重要というのが基本的な考えです。

アレクサンダーテクニークの効果

身体にとって1番良い姿勢を知り、正しい体の使い方を覚えることができます。
声楽家はもちろんですが、
音楽家は、楽器の正しい持ち方、使い方を学べますし、
元々は役者のアレクサンダーが声を正しく出すために提唱したテクニークなので、
声を使うお仕事をする方々全般にも有効です。

最近では、武道家や、スポーツ選手など、体を使うお仕事の方々からも注目されています。

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姿勢を整えてみましょう

歌う時、楽器を演奏する時の姿勢は、とてもとても大事です。
スポーツで言えば「フォーム」に値するからです。

姿勢において一番大事なのは、無駄な力が一切入らないこと。
それには、簡単に言えば体の芯がまっすぐになっている事が望ましいです。

楽器演奏の場合は、弦楽器など、
左右対称でない姿勢を取るものも多いですが、
まずは正しく立ち、体の芯を意識することで、
フォームが改善されてゆきます。

体の芯をまっすぐにする方法

①足を肩幅に開いてリラックスして立ち、頭の「つむじ」の位置を確認する。
②つむじから糸が出ていて、自分がその糸一本でつるされている事を想像する。
③手も足もぶらーんとした、「あやつり人形」になったつもりで。
④重力で地面から体が引っ張られている事を意識すると良い。
⑤両脇に小さな風船が入っているのを想像する。

これで自然な姿勢が出来上がっているはずです。

チェックポイント

①ひざがぴんと張らないこと。ちょっと曲がっているくらいが良い。
②あごが左右に自由に動くか確認
③胸を決して前に向かってせり出さないこと。「なでおろす」感じ。

長く立っていなければならない時、会議、セミナーなどで立って話す時なども、
上の姿勢をとると疲れず、見た目も自然で美しいです。

当然健康にも良いので、是非姿勢を正してみてください♪

ちなみに上記の「姿勢」は音大の教授に
アレクサンダー・テクニックの授業で習ったものですが、
その教授が
「アレクサンダーテクニークを教えることで、
歌手とピアニストは明らかに音が変わる!!」
と、仰っていました。

身体を正しく使うことで、見た目も、声も音も全然変わってきます。
力の使い方も自然に身につくので、テクニックも大きく向上します。
練習の時から必ず立ち方を意識するように心がけましょう!

身体の使い方に関しては、「筋肉の記憶」について書いたこちらもどうぞ。

正しい筋肉を使って歌う 筋肉の記憶と脱力について

歌うと疲れる?声楽を極めるために必要な筋肉と鍛え方

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。