人を感動させる演奏をするコツ

 
Pocket

こんにちは。ソプラノ歌手みやこです。

もうすぐ演奏会!ピアノの発表会!

せっかく人前で演奏するのなら、
少しでも良い演奏をして誰かの心に何かを残したいですよね♪

音楽は芸術。人の心に直接訴えかけるもの。

今日は演奏のステップアップ究極編!
人を感動させる演奏をするためのコツをお届けします。

残念ながら、なかなかのハードルなので、ちょっと今日は厳しめですよー!!

心して読んで、理想の演奏に近づいっていってください!!!

【期間限定】誰でも歌えるようになる!発声から曲を仕上げるまでのノウハウの詰まった「無料動画声楽レッスン全12回」プレゼント中♪

基礎を整え、自信をつける

音楽は心が大事!

とは言うものの、間違えだらけ、
つっかえつっかえの演奏では心を動かせません。
ここはどうしても、クリアしておく必要のあるところです。
どんなに音楽のセンスがあっても、
それを表現する技術が無ければ伝わるものも伝わりません。

まずは練習を重ねて、完璧に演奏できる確率をあげてゆきます。
人前で緊張してしまっても、
体が勝手に動いて演奏してくれるようになるまでになりましょう。

正しい選曲も実力のうち!

今もし練習している曲があり、それを人前で弾く予定があるのに、
一向に弾けるようにならない
スムーズに弾けるようになる気がしないという方。

 

選曲を見直してみましょう。

自分のレベルに合った選曲はとても大事です。
「難しい曲を演奏すること」
が目的になってしまっては、人の心を動かすような演奏はできません。
曲は世界にたくさんあり、
必ずしも、良い曲=難しい曲
な訳ではありません。
比較的技術的に簡単な名曲はいくらでもあります♪

難曲は自分を成長させてくれるもの。
なので積極的に挑戦はして欲しいですが、
発表会、演奏会などで弾く曲は、
自信と余裕を持って演奏できる物を選ぶことも大切です。

【期間限定】誰でも歌えるようになる!発声から曲を仕上げるまでのノウハウの詰まった「無料動画声楽レッスン全12回」プレゼント中♪

なぜ?と常に考える

音楽は芸術です。楽譜に書かれているすべての音符には意味があります。
作曲家の意図を読み解き、それを自分のものにしていきましょう。

究極には、練習の段階であっても、「なんとなく」演奏することが、
1秒たりともあってはならないのです。
とても難しいことですが!

そして、作曲家の意図を読み解くためには、次のような作業が必要です。

調べる。研究する。

・作曲家の性格、性質、曲の書かれた時期に起った出来事

・歴史、時代背景

・歌詞があればその意味

・元にした作品(詩、小説など)があればそれについて

こちらでも触れています↓

自宅で歌の練習をする方法 大きな声を出さずに出来る大事な練習法

便利な時代になりました。
今はGoogle検索で、上記のほとんどのことを詳しく調べることができます。
海外サイトで検索しても、翻訳機能もずいぶん優秀になってきましたね!
ぜひたくさん曲についての情報を得て、曲にそれを反映させていってください。

音楽は時間の芸術

これは意外な盲点で、実はプロの世界でも意識していない演奏家が多いところです。
音楽を絵画に例えると、音は絵で、その音を紡ぐキャンバスは時間です。
音楽は時間の上にしか成り立たないのです。
とてもとても重要なことです!!
どういうことかというと、時間は、決して止まることはないのです。
つまり、音楽も、何があっても止まってはいけません。
これは、音を間違えるとか、歌詞を間違えて止まっちゃうとか、
そういう次元の話ではありません。

音楽は始まったら、動きを常に意識します。
音が鳴っていなくても、です!
同じ音をずーっと伸ばすような場面でも、常に進んでいくことを意識しましょう。
時間をあなたは音楽を通して支配する。
それが「音楽する」ことなのです♪

【期間限定】誰でも歌えるようになる!発声から曲を仕上げるまでのノウハウの詰まった「無料動画声楽レッスン全12回」プレゼント中♪

裏つけのある演奏に人は感動する

・音に、フレーズに、リズムに、とにかく全てに「意味」を持たせる。

・ストーリーを作る

・気持ち、思いをパーソナライズする。

・感情的になってはダメ。あくまでも、表現する。

・曲に魂を込める。生き物になる。

音に、フレーズに、リズムに、とにかく全てに「意味」を持たせる。

なぜ何もないところから、作曲家がこの音を選び、こんなフレーズやリズムを使って曲を作ったのか。
自分なりで良いので、その意味を細かく考えます。
作曲家はあまり考えずに思いつくままに曲を作ったのではないかという人もいますが、
決してそんなことはありません。
クラッシックの作曲家は、いえ、おそらくクラッシックでなくても、
曲を作る側は、作曲の技法の教育、訓練を受けているのが普通ですし、
音楽大学で作曲法を学んだ作曲家はもちろんたくさん存在し、
そうでなくても必ず作曲に精通する先生に師事しています。

理想的には、演奏家も作曲技法を学ぶべきなんでしょうね。
この辺りになると、私も大学で作曲はちょっとかじった程度なので、
勉強不足が否めませんが。。

でも、大学の時の授業で、作曲家の研究と、楽曲分析を経て、作曲家の技法を真似て作曲する。
ということをしたことがあり、とても勉強になったと同時に、
作曲家の技術の高さに驚いたのを覚えています。

ストーリーを作る

これもとても有効です。
上記の全てに意味を持たせるのと基本は同じですが、
曲の成り立ちを調べた上で、ストーリーを作り、
その想いを曲に乗せてゆくことで、楽曲を自分のものにできます。

どんなストーリーでも大丈夫。
子供同士の喧嘩でも、恋愛でも、親子関係でも夫婦関係でも。
あなたの心の中にだけ存在するものなので、
どんなにモラルに反していようと、
反社会的であろうと自由です(笑)。
ちょっと刺激的なストーリーにできると良いですね💕

そのままのストーリーはお客様に直接伝わることはありませんが、
あなたの演奏に「何か」を感じ取ります。

気持ち、思いをパーソナライズする

これも、ストーリーのくだりの続きになります。
物語が決まったら、主人公はあなたです。
登場人物がもしいたら、それをあなたの知っている人に置き換えてください。
舞台はどこですか?
それをあなたの知っている場所にしましょう。
あなたの人生経験が、そのまま曲に反映されます。
と、いうことは、あなたの人生経験も、一つ一つが音楽の糧。宝物ですね⭐️
あなたの人生をかけて音楽をすることで、重みは全然変わってきます。

感情的になってはダメ。あくまでも表現する。

演劇において、演技をするとき、例えば怒っているところを演じる時は、
本当に怒っていては怒りは伝わらないと言います。

これを聞いた時、私はとても腑に落ちました。

演奏家も同じです。
曲に感情移入しすぎると、技術的な問題も出てきますよね。
歌手や管楽器だったら、悲しくて泣いちゃったら息が一定じゃなくなっちゃうし、
ピアニストが恐怖に慄いたら手が震えちゃって間違えちゃうし🤣

テクニカルな面もそうですが、表現において、自分が怖がる、自分が悲しむのではなくて、
人を怖がらせる、悲しませることが「感動」につながるわけです。
ストーリーや曲の「意味」が決まったら、
感情移入して、
そして最終的には、その感情を、
「どうやって伝えるか」
を考えながら練習に励みましょう。

曲に魂を込める=生き物になる

これはとても面白いのですが、ここまでリサーチ、感情移入、表現
というプロセスを行なってゆくと、練習で、コントロールしようと思えば思うほど、
なぜか曲が自由に一人歩きし始めます。
どう歌いたいか、どう吹きたいか、どう弾きたいかが、
自ずと導かれるようになってきます。
これは、曲が育ち始めた証拠であり、「音楽すること」への第1歩です!
そう、ここでやっと、音楽の本当の意味がわかり始めてくると思います!!

まとめ

いかがですか?そこまでするの!?って思われた方もいるかも?
いやいや、ただの発表会なんで、そこまでは。。。

はい。そこまでします(笑)。しましょう!
プロでも、アマチュアでも関係ないです。
なぜならあなたは演奏で人を感動させたいと思ったから!!

音楽は人を感動させるためにあるものではない。という人もいます。
芸術なので、それはその通りだと思うけれど、だからと言って、
演奏家は独りよがりになってはいけません。

自分が満足ならいい、自分が楽しければいい。
そんな音楽の楽しみ方もあります。もちろん。

でもそれは、昨日までのあなた。
今日こうやって感動してもらいたいという欲を出した以上、
もう後戻りはできません!😆

演奏家は芸術を伝達する役目だから。
厳密に言えば、芸術家ではなく、芸術を扱う者だから。

あなたには、「音楽」を人の心に渡す役割を担うものなのです!

いやいやそんな大袈裟な、友達の結婚式の余興で、
「エリーゼのために」
を弾くだけなんだけど。。
しかもまだピアノ歴も浅くてそんなことまで考えられない。。。

そんな方も。
エリーゼってだれですか?
あなたのピアノ、エリーゼに直接聴かせますか?
エリーゼの家で??それはどんなお家ですか??
それとも家でひっそり、エリーゼを想って弾きますか?
ベートーベンとエリーゼの関係は、どんなだったんでしょう?
社会はどんな情勢でしたか?
ベートーベンは政治にも強い関心があったといわれていますね。

さあ調べましょう!想像しましょう♪

素晴らしい演奏になりますように!!

【期間限定】誰でも歌えるようになる!発声から曲を仕上げるまでのノウハウの詰まった「無料動画声楽レッスン全12回」プレゼント中♪

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。