自宅で歌の練習をする方法 大きな声を出さずに出来る大事な練習法

 
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こんにちは、ソプラノ歌手みやこです。

歌の練習、
家で歌えない、
マンションなどに住んでいて、練習できる環境ではない
昼間はお仕事をされていて夜しかないけれど、
夜は音を出せない。

など、練習場所の悩みを抱える方も多いと思います。

でも歌の練習は、楽器の練習と違って、
声を出して歌うことが練習のメインではありません。
なぜなら喉は消耗品で、換えがきかないからです。

むしろ、声を出さずにできる、以下の練習をたくさん行っていきましょう!

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大きな音を出さずにできる練習法

・腹式呼吸

・リップロール

・巻き舌

・ハミング

腹式呼吸

腹式呼吸は基本中の基本。どんなに熟練の歌手でも、
腹式呼吸の訓練をサボると歌うために必要な筋肉が維持できません。

全く音を出さずに出来るので、いつでもどこでも練習可能♪
私は歩いている時、電車に乗っている間なども、
音無しでロングトーンの腹式呼吸をやっています!

やり方はこちらをどうぞ
腹式呼吸のまとめ ベルカント唱法の呼吸法

リップロール

リップロールとは、唇を軽く閉じて、息を通し、唇を震わせることです。
できないという方は、唇の両端を押さえてやってみてください。
これで普通に声を出していきます。
声量はほとんど出ないので、大丈夫です!
通常の発声練習をしても良いですし、
曲をそのまま全てリップロールで歌うのも良いです。

この練習の面白いところは、声帯でも同じような現象が起きている、
という点です。
声帯も、2つの膜のようなものが息が通ることによって
振動して音が鳴るので、それを体感するようなエクササイズです。

高音や、出しにくいと思っている音を歌ってみると、
そこだけリップロールが止まってしまいます。
リップロールが途切れないようにするためには、
歌いにくい箇所の息の量を増やす必要があることがわかると思います。

一曲リップロールで歌えるようになると、
声を出して歌うのが楽に感じられますよ⭐︎

巻き舌

こちらは出来ない方も多いかもしれないですが。。
クラッシックの歌唱においては、残念ながら必須です。
実はこれ、私出来ませんでした。

「巻き舌できないと、歌手は無理かもね」

と先生に言われ、1ヶ月死ぬほど練習しました(^◇^;)
会う人会う人に
「巻き舌できる?」
と聞いてやり方を教えてもらい、それこそ歩いている時も、テレビを見ている時も、本を読んでいるときも、お風呂に入っている時も、
ずーっと舌を動かしてああでもない、こうでもない。。

大体の人が舌の力を抜き、舌を前歯の後ろに軽くつけて息を送る
と説明してくれましたが、
結果、私が巻き舌をする舌の位置は、他の人よりも少し、後ろでした。
前歯の後ろではなく、その少し手前に下を置くと、息で振動することがわかって、出来始めたときは感動でした!!

と、長い体験談になってしまいましたが、一回コツを掴めればできるようになるので出来ない方はぜひチャレンジしてみてください!

できる方は、リップロールと同じように、巻き舌で声を出していきます。
面白いほどリップロールと同じように、
声を出しにくいところで巻き舌も止まります。

この練習は特に、高音で舌に力が入ってしまう、
下を後ろに引っ込めてしまう癖のある方には有効です。
巻き舌で高音が出るようになると、
自然な綺麗な高音が歌声でも再現できます。

リップロールでもそうですが、
美しい高音のためにはどれほどの腹筋力が必要かがわかると思います。

ハミング

これも、私は声楽を学ぶ上で基本中の基本だと思っています。
ヘッドボイスの出し方 ハミングで声の「位置」を覚えよう

リップロールや巻き舌で一曲スムーズに歌えるようになったら、
ぜひハミングで歌ってみてください。
そこで位置を覚えてしまえば、あとはそのハミングで感じる「位置」
に息を通すだけ。
必要な息の量は、リップロールや巻き舌で身体がわかっているはずです⭐︎

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イメージトレーニング

・歌詞

・曲の背景を調べる

・楽譜を見つめるだけで見えてくるものもある

・自分がこの曲をどう表現したいのか考える

歌詞を定着させる

これも声楽をやる上で、基本中の基本です。
外国語で歌うことがクラッシックにおいては多いので、
歌詞の意味を調べましょう!
ざっくり知ってる!
ではダメです!!!
単語の一つひとつ、細かく調べましょう!

コツとしては、まず対訳を読み、全体の意味を把握してから、
文章の意味、単語の意味
というふうに落とし込んでいくと良いです。

その際、必ず心で感じましょう!
作業にしてしまわずに、同時に詩を鑑賞し、感情移入します。
この時が、あなたとこの詩の出会いです!
この出会いの瞬間に感じたものが、あなたの歌唱の栄養になります。

日本語で歌う場合も、必ずまず詩と向き合いましょう。
あなたが歌によって伝えるものは、詩です♪

便利な時代になりました。
言葉の意味も、正しい発音も、全てGoogle検索できますね!単語をそのまま打ち込んで、日本語で「意味」と、入れれば、
ちゃんと翻訳が表示され、
原語の方の小さなスピーカーマークを押すと発音してくれます!
どんどん活用しましょう!

曲の背景を調べる

作曲家がなぜその詩を選び、
人生の中のどんな場面で何を考え誰のために作曲したのか。
それらを知ることもまた、
あなたが曲を仕上げてゆく上でとてもとても大切なことです。
できるだけたくさんの情報を集めましょう。
詩人のことを調べるのも良いですね。

楽譜の研究

楽譜を眺めるだけでも、情報はたくさんあります。
伴奏についている強弱記号。
拍子記号、テンポマーク。

YouTube等で、歌手の演奏を楽譜を見ながら聴いてみるのも勉強になります。

自分がこの曲をどう表現したいか考える

言葉の意味、曲の感じがつかめたら、
今度はそれをあなたのものにして行きます。
自分のことに当てはめていきます。
主人公はあなた。
誰に向かって歌いますか?
具体的な誰かを想像するとぐんとリアリティーが増します。
舞台はどこですか?
これもできるだけ具体的に。
そうすることで匂い、音、感覚などの5感を使って表現することができます。

まとめ

いかがですか?
声を出さなくても、これだけあればいくらでも練習できますよね!
歌詞を暗記したりすれば、更に時間がとられます。
もちろん声を出してする練習も必要ですが、
それ以上に声を出さずにする練習は貴重なもの。
あなたの演奏を輝くものにする糧になります。
ぜひ頑張ってみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。