腹式呼吸だけ出来てもダメ?正しい呼吸に声をリンクさせる方法。

 
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こんにちは。ソプラノ歌手みやこです。

腹式呼吸は声楽には必須!
腹式呼吸について 効果、メリットデメリット、仕組みを知って正しいやり方をマスターしよう!

身体にも良く、あらゆる分野においてマスターしておくとメリットの多い腹式呼吸ですが、
腹式呼吸を声楽でちゃんと使えていますか?

腹式呼吸はできてると思うけれど、
それで別に声が変わったとは思えないけど。。。??
声量も変わっていないし?

という方は、腹式呼吸が発声において正しく使えていないのかも?

下の訓練を繰り返して、しっかり声と息をリンクさせましょう♪

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腹式呼吸を声にリンクさせる訓練

練習メニューは3つ。

ロングトーン
スタッカート
ため息

ロングトーン

腹式呼吸では息を吐き続ける意味で使いましたが、
本来のロングトーンの意味は、音を長く伸ばすこと。
今度は声を長く伸ばしてゆきます。

腹式呼吸は大丈夫?

まずは腹式呼吸のロングトーン。
背中で息を吸って「シー」または「スー」で吐きます。
ここまでは大丈夫ですか?
ん?なんのこと?

となった方はこちらでまず練習しましょう!
腹式呼吸について 効果、メリットデメリット、仕組みを知って正しいやり方をマスターしよう!

ハミングの位置

できている方は、今度は声を出していきます。
ハミングの位置で出しやすい音を出してみてください。

ハミングの位置もこちらで確認しましょう!
ヘッドボイスの出し方 ハミングで声の「位置」を覚えよう

A(ラ)辺りが良いかな?ハミングで長く伸ばしてみましょう。
そして、そのハミングの位置で声を出し、
腹式呼吸の息を真上に吹き上げるような気持ちで。

こういうおもちゃをご存知ですか?

青いパイプから息を吹き込むと、緑のボールが宙に浮きます。

この緑の小さなボールが「声」
それを浮かせ続けるために、お腹から息を上に向かって吹き上げるイメージです。

半音ずつ音を高くして、音程を上げてゆきます。
声が高くなってきた方が、ハミングの位置が掴みやすい方も多いと思います。
ハミングの位置が掴めている音程でたくさん練習する尾も良いと思います。

家に楽器がないので、半音ずつ上がるといわれても。。。
という方は、ぜひスマホにピアノアプリを入れてみてください!

私はiPhoneを使っているので、外で正確な音が取りたい時はこんなのを使っています。
鍵盤付きピアノアプリ
いろいろなピアノアプリがたくさん出ているので、
使いやすいものを一つ入れておくとどこでも練習できて便利です。

母音を使って練習

ハミングでやってみて掴めてきたら、今度は母音でやってみましょう。

母音は、最初は「イ」を使うと良いと思います。
いずれ全ての母音を同じ位置で発声できるようになるのが理想ですが、
とりあえず「イ」の位置が
1番掴みやすい方が多いです。

正しい位置に腹式呼吸で息を送れると、
簡単に、軽く声が出るように感じます。

そうなれば完璧です!

ただし!!
そうなると、かなりのボリュームの声が出ているので家で試している方は注意してね😅

スタッカート

もしかしたら、スタッカートの方が掴みやすい方も多くいるので、
ロングトーンでしっくりこなかった方はこちらを試してみてください。

こちらも同じく、スタッカートの腹式呼吸をまずマスターしてから行いましょう。
腹式呼吸 その2 スタッカート 短い呼吸 腹筋の細かい動き

ロングトーンと基本は一緒ですが、
いきなり母音「イ」で始めてもよいです。
スタッカートの方が、喉の力が入りにくいため、
ハミングが苦手な方はこちらの方がやりやすいかも知れません。

ただし、ハミングの位置で発声することは忘れないようにしましょう。

ため息

言葉選びに迷いましたが、ため息と言っても、
ハミングの位置でのため息です。

これはぜひハミングでやってみてください。
ハミングのため息に腹式呼吸での息を流し込みます。

私が教えるときは、猫の鳴き真似や、
犬の「クーン」という声の真似をしてもらったりもします。

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まとめ

基本は全て一緒で、私の恩師がいつも言っていましたが、
「声は前に、息は上に」
を意識します。

息は常に、腹式呼吸で、鯨の潮吹きのように、上にシュー!!
っと噴き上げ続けます。
声は前で。ハミングを響かせる位置で発声します。

なかなかすぐにできるようになる方は少ないです。
毎日ハミングと、腹式呼吸の訓練を行なって、
それをしっかり組み合わせるために上記のエクササイズをおこなっていきましょう。

正直ここは、なかなか近道はなく、また、
正しいかどうかの判断が自分では難しいところでもあります。
現在独学の方も、ここだけは声楽の先生にしっかり教えていただいても良いのかな?
と思います。

基本の発声は自転車の運転と同じで、一度マスターして仕舞えば一生使えます。
ぜひ頑張ってマスターしましょう♪

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。