こんにちは。ソプラノ歌手みやこです。
音楽、ことに楽器を習うことは、とても脳に良い効果効能がある、
と結構前から言われていますね。
お年寄りであれば手先を使うので、ボケ防止に良いとか、
お子さんにピアノを習わせると賢くなるとか、
そういった話は昔から存在します。
それがどうやら、脳科学的に紛れもない理にかなった事実だということがわかってきました!
私自身の経験からも、学校のお勉強が簡単に感じるようになるので、
ピアノを習うことは、楽器が弾けるようになる、音楽への興味関心が高まる、
というメリット以上のものがあるとずっと感じてきました。
小学生のお子さんをたくさん教えていた時期も、ピアノが弾ける子は成績が良いことが多く、
特にピアノの実力の高いお子さんは、例外なく学校で「天才」と呼ばれていたり。
小学生の頃に所属していた合唱クラブでも、先生が
「歌が上手い子は頭が良い!」
と言い切っていました。
でも正直、結局何かがすごくできる子は何でも器用にこなせるってことなのでは?
くらいに思っていました。
実際は、音楽を演奏すること、楽器を練習することに、脳に対する特別な効果があるようなのです!!
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Contents
音楽家が楽器を演奏するときにはいつも頭の中いっぱいに花火が打ち上げられている!?
演奏をしている最中の音楽家は、とても落ち着いて見えますが、
脳の中では実はドタバタ騒ぎが起きている、という研究結果や論文が脳科学の分野で出ているのだそうです。
私もピアノを弾いていて、なんとなく意味はわかる気がします。
特に新しい曲を、楽譜を見ながら演奏しようと思うと、それはそれは大変です。
視覚、聴覚、触覚、空間能力、運動神経などを駆使しないと、正しい音で、美しく音楽を奏でるのは不可能です。
駆使しても、美しい音楽を奏でられるようになるのは相当に時間が必要ですが。。
最近の脳科学、神経科学の分野の進歩は凄まじくて、
脳の働きを測定する装置、というのがあり、演奏中の音楽家の脳の働きをモニターできるのだとか!
その装置をつけると、脳の活性化されている部分がピカーっと光ります。
普通、人が本を読んだり、勉強したりするときは、脳のそれぞれの関連する部分が光ります。
でも、音楽を聴いている人を測定すると、なんと脳のあらゆる部分が光ります。
音楽を聴くと、ほんの一瞬でメロディー、ハーモニー、リズムなどのあらゆる音楽的要素を
分解して構成し直し、音楽を体感する処理をするのですが、
その過程で、脳のあちこちが一度にピカピカ光るのだそうです!
音楽を聴く「だけ」でです!!
聴くだけでもそんなになるなら、それはもう演奏する人の脳の働きはすごいに決まっていますよね!
楽器の演奏は何と、脳にとって全身運動に匹敵することがわかったのです。
演奏を始めると、脳のあらゆる部分が花火大会並みにピカピカ光り、
複雑に入り組んだいろいろな情報を驚くほど素早く同時に処理します。
音楽を聴くことと演奏することの大きな違いは、
演奏には右脳と左脳、両方で細かい運動能力が求められるということです。
また演奏は、左脳が深く関わる数学的な正確さと
右脳が得意とする創作的活動を結びつけもします。
これらの理由から、音楽を演奏することで、
右脳と左脳の橋渡しをする脳梁の結びつきが強まり活性化し
より早く多様なルートで脳の中の情報伝達が促されることがわかりました。
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楽器の演奏をすることで、社会面、学習面も進歩。
このため音楽をする人は学術的な面でも社会的な面でも
より効果的、創造的に問題を解決することができる可能性があります。
音楽の演奏は、その感情とメッセージを作りあげ理解することを必要とするので、
音楽家の多くは優れた実行機能を持っています。
演奏には、計画の立案や方略を練ること
細部に注意を払うことが含まれていて、
認知と感情の両面を同時に分析することが求められます。
私の音楽大学出身の友人たちにも、
卒業後、音楽を続けずに就職をしたり、別の分野で独立して活躍する人がたくさんいて、
「もったいない!!」
と思っていたのですが、見方を変えれば
音楽の能力が他で活かされている
ということなのかも知れません。
記憶力にも良い影響が!!
音楽の演奏の能力は記憶システムの働きにも影響を与えます。
そして音楽家は記憶の形成、貯蓄、検索をより早く効果的に行うことができます。
記憶に複数のタグ付けをして連動させて
脳を活用しているらしいということが研究によってわかってきたのです。
まるで検索エンジンみたいに!
なぜ音楽、楽器演奏が特別なのか。
スポーツや絵画などと比べても、この利点は音楽特有だということがわかっています。
でもなぜなんでしょう?
音楽の道に進んだ人たちはそもそも最初から頭が良かったとか??
神経科学者たちは研究を進めていますが、
今のところ楽器の演奏を学ぶことは、
他の芸術活動など研究対象となったどの活動とも異なることがわかっています。
そして研究開始時点では、認知能力と情報処理能力が同じくらいだった人々を割り当てて検証したところ
一定期間音楽を学んだ人はそうでない人に比べて脳の様々な領域が強化されていた事がわかりました。
つまり、誰でも音楽を学ぶことによって、頭が良くなるのです!!!
まとめ
これを知ったときはもう、「目から鱗」でした!
「音楽するものが世界を制す」
ということではないですか!!!(ちがう。。😅)
変な病気に世界中が振り回されたり、経済が落ち込んだり。。
戦争まで勃発する有様の現代社会。
何か大切なものを忘れてしまっているのでは?
と毎日思う今日この頃。
心を豊かにする時間の芸術、音楽は大きな可能性を秘めていると思っています。
その可能性をさらに広げてくれる研究結果でした!
さあみなさん!
若きも老いも、皆で音楽しましょう♪
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!