演技のレッスン ソプラノ歌手が受ける演技指導。演劇の深さに触れて、自分の音楽の作り方の浅さに気づく

 
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こんにちは。ソプラノ歌手みやこです。

一人芝居の練習

「ひとりオペラ」という、その名の通り歌手1人、オーケストラ担当ピアニスト1人に、ナレーションや背景画を入れて全幕上演する創作オペラの公演をしています。

その記念すべき1作目。「マノンとマスネ」の公演にあたって、セリフがたくさんあったので、セリフの言い回しのレッスンを受けたのがきっかけで、そのまま演技指導を受けています。

こちらは朗読の練習。詳細はこちら↓

演じる事とは? ソプラノ歌手みやこが、ひとりオペラの上演のために演技のレッスンを受けました。その教えが深すぎた!!

演劇には一応何度かたずさわってきたものの、どれも学生レベルで、ちゃんとした演技指導、ましてや個人レッスンなんて受けたこともない私。
マノンの公演前のレッスンでは、目先の舞台に必死でちゃんと取り組めていなかったけれど、先日レッスンを受けたら、本質を突きまくられて、大変なことに!!

今まで私は何をやってきたんだ!!

と、久々に焦っております。。。

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演技とは〜マッチのエチュード

まず、先生に言われたのが、
「演技とは、感じること」

これ、一言で言ってしまうとものすごく簡単なことのようだけれど。。。
そこで始まったのが、「マッチを擦る」というエチュード(練習)。
テーブルに置いてあるマッチ箱を手に取り、擦って火をつけて、それを眺めてから消して捨てる。
もちろんマッチ無しで。

まずマッチ箱をテーブルから取る。テーブルの高さは?マッチの箱の大きさ、重さ。
持ち上げたら音がするよね?
入ってるかな?って振ってみたりする?
じゃぁ箱を開けてみて。
マッチ取り出そうか。どんな太さ?匂いは?どの辺を持つ?
じゃぁ擦ってみる?
箱持ち替えなきゃだよね??あれ?手に持ってるマッチはどうやって持ってる?
どんな音がする?擦ってみて。
匂いは??
火を眺めて。どんな?温度は?匂いは?音は??
じゃぁ消そうか。。。

やってみて驚いたのは、思ったよりもイメージするのが難しい。
マッチの箱のデザイン。持った時の感触。
どうやってマッチの箱って開けてたっけ?
どんな角度でマッチって擦るんだっけ??

感じていなかったら、すぐに先生にバレてしまうという恐ろしさ。。!!

演技も歌もおんなじだった!!

そこで気付いたことは、演技をするときはもちろん、歌を歌う時も、一緒だよね!!!ということ(大汗)
オペラのアリアじゃなくったって、歌は常にストーリーがある。
もちろん勉強して、外国語なら意味を調べ、感情移入してゆく。
表現を考える。音にしてゆく。

いままでやっていたのは、そこまで。
ダメでしょ!全然ダメでしょう!!!!!!!

どこで歌っているんだろう?どういう人が歌っているんだろう?
外か?中か?家の中?誰かの家??
匂いは?音は??他に誰かがいる??ひとりっきり??
鳥は鳴いてる??あるいは虫の声が聞こえるとか???
季節は?湿度は?気温は?????
時間は?夕暮れ?朝?それとも夜??

きゃぁ~~~~~~~(絶叫!!!)

みやこの今後の進化に乞うご期待!?!?

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。