合唱の発声について ソロの発声とは違う? 合唱も大好きなソプラノ歌手が語る合唱の発声の仕方

 
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こんにちは。ソプラノ歌手みやこです。
今日は発声のお話です。

合唱で大勢で歌う時と、ソロでオペラアリアを歌う時。
発声法に違いがあるのでしょうか。

私の答えは、「同じ」です!

ただし!
では正しい発声法とは何か?
これには答えがありません。

これは実は、よく声楽の生徒さんにも、
合唱をされている方にも聞かれる質問ですが、とても難しい問題です。
体の大きさ、声帯のサイズには個人差がある上に、
人によって感じ方が違うので、言葉で説明するのも難しく、
かといって直接口の中や声帯には触れられないので、
教える側も試行錯誤が必要です。

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声楽を極めている、もしくは勉強している合唱ほぼ未経験の方へ

声楽の発声をある程度知って、
オペラアリアやアートソング などを勉強していたり、
舞台で歌われているような方が合唱で歌われる場合、
合唱団のレベルによってはあなたの声だけが飛び出てしまいます。
合唱の醍醐味、素晴らしさは、ソプラノならばソプラノ、
テナーならばテナーが一本に聞こえてくることにあります。
良い合唱団は、例えばソプラノパートが100人いても、
まるで1人の人が歌っているかのように聞こえます。

声楽上級者、経験者であるあなたですが、
あなたの声だけがソロのように目立ってしまっては、
どんなにあなたの声が大きく美しくても、
合唱としては決して良いものにはならないことをまず、理解しましょう。

それさえ理解すれば、あなたは合唱において100人力の人材です♪

具体的には、発声法は人によって違うので
どこまでみやこのニュアンスが伝わるかは分かりませんが、
みやこの場合は、ソロの時の発声ポジションよりも少し後ろに下げます。
ピアニッシモで歌う時のような感じでしょうか。
それで声が細くなってしまう方は、
いつもよりも更におなかに力を入れて、息の量を増やします。
そして、これがプロの声楽家でも出来ていない人がいるくらい
難しいのですが、発音は前で!!
決して口の奥で発音してはいけません。
これはソロの時も一緒なので、しっかり意識しましょう。

さらに何より大切なことは、周りの声をよく聞くこと。
あなたには余裕があるはずなので、他のパートとの音量のバランスまで考えて声を出しましょう!

合唱経験者で、声楽を始める方、始めている方へ

みやこはまさにこちらのタイプです♪

声はある程度出る、発声法もある程度知っているけれど、
個人的に発声レッスンを受けたことはあまりない。
そんな方は、ソロの発声法を学ぶ必要があります。
合唱と特に違うのは、声を「たてる」必要があるというところ。
あなたが主役なので、声を前に出していくようにします。

これは、人によって正しい発声の位置(ポジション)や、
感じ方が違うので、
しっかりプロの先生の発声のレッスンを受けるのが1番ですが、
練習の仕方としておすすめなのはハミングです。
喉の力を抜いて、喉を開けてハミングができる知識のある方限定ですが、
そのハミングの位置に声を通すようにします。
そうすることで、あなただけの声が出てきます。
また、ハミングで音程を変えてみると
位置が変わることに気づくと思います。
音程によって、正しい発声の位置は変わってくるということですね。
ほんの少しの違いなので、スケールを行ったり来たりハミングでしてみて、自分の声の位置を観察してみましょう。

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声楽をするか、合唱をするかで悩まれている方へ

発声の基礎は一緒なので、合唱団に入っても、
声楽のレッスンを受けても習うところは近いと思います。
ただ、最終目標がオペラアリアや声楽曲を歌うことであれば、
声楽のレッスンを受けるのが近道です!

身体は一人一人違うので、当然声帯もさまざま。
あなたに合った発声法を見つけるには、個人で教えてもらうのが1番です。

みやこも声楽のレッスンをしますが、
本当に教え方はその人によって違います。
逆に合唱指導もしますが、その時は発声も一般的な教え方、
誰もがわかる範囲での教え方になります。
ですから年齢関係なく、
ソロで歌うことに興味がある場合はぜひ個人レッスンを。

逆に合唱が楽しそうでやってみたいけれど、
合唱団にいきなり歌えないのに入るのはちょっと。。。という方。
もちろん個人レッスンを受けて声が出るようになってから、
というのもアリですが、できれば勇気を出して、
いきなり合唱団に飛び込んじゃいましょう♪

オーディションをしたり、コンクールに出まくっている団体でない限り、
いつでも新入団員は歓迎してもらえますし、
声は出しているうちに出るようになります!
何よりお友達もできるし、色々な曲を歌うことが出来て、
どんどん楽しくなると思います♪

合唱団に所属していて、もっと上手くなりたい、
発声をしっかり習って自信を持って歌いたいと思ってから
個人レッスンを始められる方もたくさんいます☆

と、いうことで、合唱でも、声楽でも、
発声の基礎は一緒ですが、発声自体が人によって感じ方が異なる、
というお話でした。

お互い楽しく歌っていきましょう♪

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最後までお読みいただきありがとうございました!